本システムの開発を行い,データ処理の行われているハードウェア環境は以下の通りです. (1) HP-apollo 9000/720 64MB Memory, 400MB HD, 16MFLOPS, 57MIPS
(2) 2.4GB HD 2台
(3) STX-850 5GB用EXABYTE-DRIVE
SPARCでも動くようにならべく配慮はしましたが,すべてのmakefileを確認したわけではありません.
(SPARCのcコンパイラはANSIに対応していないので,gccその他のANSI対応コンパイラを使ってください.)
メモリが十分ないために処理ができない,といったことのないように処理を細切れにするオプションを各処理につけました.
(ただし,デフォルトの値は上のハードのスペックに最適化してあります.)
本カメラは,16枚のCCDで15回露出(以後ショット)を繰り返し,1領域(以後クルー)をくまなく掃くことができますから,全データ量は480MB(2MB16
15ショット)となります.
その他のバイアス,ドームフラットフレームなどを含め, 処理後出力される画像フレームを考えると最低でも1GBのHDが必要となるでしょう.
また,1GBクラスのデータ保存のための媒体として,安価なEXABYTEテープを利用していますが,信頼性がない(実際,過去にデータを失ったことがある!)ので,必ず生データは2巻づつ保管しています.
その他,SAOimage,mongoは処理を確認する上で使うこともありますが,IRAFは必ずしも必要としません.