フィルター交換機構水平移動機構動作テストのまとめ
- 平行時の動作は物理的リミット以内にあるときはほとんどのケースで動くことが分かった。
また一番厳しいのは40度に傾けたときの上りである。
40度に傾けたときの下りはほとんど問題なく下りれるので、
フィルターが動かないトラブル時にはInstrument Rotatorをまわして、
フィルターの移動が下りになるようにしてから移動させると効果が有りそうである。
- 最初は失敗しても何度かトライすると成功するケースがあった。
- アクチュエーターの取り付け方に関係する移動方向の得手不得手がある事が分かった。
またこの取り付け方は各種の測定条件とカップルするらしく、標準状態よりも
安定した配置(たとえばXY平面で少しまわしたほうがいいとか)が存在することが分かった。
- 5自由度の測定を通してNikon1/2モデルが要求する位置決定の精度は以下のとおりである。
方向 | 必要とされる精度 |
Z方向 | <300μ |
Y方向 | <500μ |
XY平面 | 不明(3度以上可) |
ZX平面 | <500μ |
YZ平面 | 500μ |
- 一方で移動時間が移動の安定性を必ずしも表しているとは思えない。
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