悪いシーイングのデータを人為的に良くすることはたいへん難しいので、結局、シーイングの良いデータにスムージングをかけて悪いシーイングのデータに合わせます. ある露出時のシーイングはそこに写っている星に gauss 関数をフィッティングして求めます. シーイングは星のプロファイルの半値全幅で定義されます. あるフレームのシーイング(本来はショットごとに同じになるはずだがチップ,デュワーの傾きで多少異なるので,フレームごとに求めるのがよい)は,そのフレーム内で計測した天体について,シーイングのヒストグラムを描き,ほぼそのピークをとることで代表値におきかえている.