私たちは個人参加の形で下記のメンバーによって SDSS 日本推進グループ (JPG) を構成しており、これまで以下のような項目を中心にプロジェクトの推進 に寄与してきました。とりわけ日本のグループが大きな貢献をしたのは、 大型モザイク CCD カメラの製作と測光観測の準備です。 CCD カメラの予算の大部分は文部省科学研究 費補助金特別推進研究 (代表:福来) に拠っており、電子回路を含む主要部分 は関口が大きな役割を演じ、 色フィルターは嶋作が中心となって製作しました。 さらに、福来・岡村を中心に基本カタログの測光データを高い精度で得るための様々 な仕事を分担して進めてきています。 安田・福来は撮像データ解析ソフトウエアの検査を行なってきました。 福来と市川 (隆) は測光標準系の定義作業を行ないました。 監視望遠鏡に関しては、 市川 (伸)・浜部・渡辺は監視望遠鏡の性能検査を行ない、 福来は監視望遠鏡のコーディネーターを務め、 市川 (隆) は監視望遠鏡カメラのシャッターを製作しました。 土居は CCD の効率測定を行なう装置の製作、 CCD カメラの性能検査、 監視望遠鏡に伴う環境の整備を行なっています。 須藤は明るい星が宇宙の大規模構造の研究におよぼす影響をシミュレー ションをもとに調べました。 これらの活動に伴う費用は、現在、 COE「初期宇宙の探求」(通称 RESCEU、代表:佐藤) を中心に、東京大学や国立 天文台等の支援を受けています。米国を往復する旅費については、文部省 科学研究費補助金国際学術研究 (代表:岡村・池内)、日本学術振興会日米 科学協力事業共同研究 (代表:福来) および RESCEU の援助を受けています。